mercredi, mars 12, 2014

出張便り


ホテルに着いて、テレビをつけたらチャンネルが二つしかなくて、そのうちの一つが中国語だった時に、あー地方出張に来たんだなと、しみじみと感じる。何だか懐かしい感覚。と言っても、でもホテルはごく清潔で、部屋はなぜかタイル張り。ネパールでよく泊まっていたような、汚くて臭いホテルに比べたら、五つ星ホテル並だ。シングルルーム、1泊15ドル。

今回は、私の勤務先の州の第二の都市への出張で、州都から車で4時間程南へ走ったところにある。いくつかの検問所と、紛争で荒れた閑散とした村を通り過ぎてきた。紛争が始まって、もう3年程経っているけど、国内避難民は、いつ自分たちの村に帰れるか分からない。

この街は初めてなので、ホテルでちょっと昼寝した後、市場を散歩してきた。おいしそうな野菜がいっぱい。麦わら帽子をかぶった女性達が買い物したり、道ばたに座って、世間話をしながら商いをしている。


フィールド出張はおかしなことが色々あって楽しい。一日目は他の国連機関の事務所にお邪魔して、会議に出たり、お昼ご飯まで頂いて一日中居候していた。お昼に出してもらった梅ジュースがツボにはまる美味しさだったので、どこで買えるか尋ねたら、お土産にどうぞと一本頂いてしまった。

プロテクション(避難民保護)の会議だったのに、最後の方は内容が、交通事故が多いとか、避難民キャンプにネズミがいっぱい出て大変な話とか、乾期には火事に注意が必要とか、あんまり会議の主旨とは違う話題に移行していってた。外国人は私だけだったので、お隣の人が通訳してくれて、話は全部は分からなかったけど、和気あいあいとした会議だった。

夕ご飯に現地のヌードルが食べたいので、ホテルのレセプションで聞いたところ、そこのお兄さんがバイクの後ろに乗せて、案内してくれた。商店街みたいなところにある小さいヌードル屋さんの店先で食べていたら、後ろからシャンプーの匂いがしてくる。振り向いたら、真後ろで男性がシャワー(水浴び)をしていた。それだけでも、充分に変だけど、その後、お手伝いをしている可愛い女の子が、なぜか注文してもいないのに、ファンタオレンジを持ってきてくれた。おかしいなと思ったら、なんと店の表にいるバイクに乗った若い男の子(どうみても二十歳そこそこ)が私の為に買ってくれたらしい。今まで、男性にバーでドリンクを買ってもらったことはあったけど、ファンタオレンジは初めて。食べ終わって、お金を払おうとしたら、なんと夕ご飯代金まで、その男の子が払ったくれたと言う。店中の人達が可笑しそうに私を見て、いいよいいよと言っていた(多分)ので、最後はあきらめて、遠慮なくごちそうになってしまった。

FR氏に16歳くらいに思われたんじゃないのと言われたけど、まさかね。37歳なんですけど。

プロジェクトのモニタリングもして、避難民キャンプも視察して帰ってきました。出張に行くと、事務所にずっといたら分からないことも、色々見えてくるし、現地の人達やパートナー団体と話もじっくりできるので、もっと頻繁に行かなきゃなと思う。

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