mardi, octobre 21, 2008

UN and Gender Issues

久しぶりにトロントに行ってきた。

主な目的は女性と子供の国際保健のシンポジウムに出席する為。元々、次の仕事に備えて勉強しようと思って行くことに決めたのだが、運良く上司が帰ってレポートを提出するなら経費を出してあげると言ってくれた。それで、出張として行くことができた。ちなみに、まだ仕事を辞めることは上司に言っていません。せめて契約書にサインしてから言おうと思っているけど、何の書類もまだ受け取ってないので身動き取れない状態。

プレゼンは基礎的なものが多くて、わざわざ行くほどでもなかったような気がするけど、キーノートスピーチが良かった。アメリカにあるエイズのアドボカシー団体を率いている女性で、長くユニセフに勤務していたPaula Donovan。国連における女性問題の取り扱いについてで、なるほどと思わせる力強い内容のスピーチだった。国連には女性基金ユニフェムがあるが規模も予算も小さい。今まで女性へのエイドは子供関係の援助と一緒くたにされ、効率良くプログラムがなされてこなかった。彼女はかなり辛らつな国連批判をしていた。

子供を助けるプロジェクトは取っ付きやすいし、その目的は説明しなくても誰もが共感できる。でも、それが女性問題、ジェンダー問題だととたんに雲行きが悪くなる。私も今までの経験でこれはすごく感じた。ジェンダー問題はタブー視され女性の為のプロジェクトと言うと、じゃあ男性はどうなるの?と言われることが多い。

この女性はユニセフと同じぐらいの規模の女性を援助することだけをマンデイトにした国連機関を作るべきだと主張している。その機関では今までされてきた母子保健などの狭いカテゴリーを越えて、女性の政治参加や土地所有権、言ってみれば女性のStrategic Interestを推し進める事業をするべきだということだ。私もジェンダー問題はMainstreaming(主流化)されるだけだったり、子供の問題と同じように議論される限り、その政治的色合い上なかなか改善されないと思う。

希望機関を選ぶ際に迷っていた。ユニセフは知名度も高いし、規模の大きい機関。私がマラウイで取り組んだ女子の教育という面からジェンダー問題に関われる。でも、ユニセフを選ぶことに躊躇した理由は彼女のスピーチを聞いてはっきりしたような気がする。私身はジェンダー問題をもっとPoliticalに捉えて仕事できる機関に行きたかった。私は次の仕事でジェンダープログラムの担当になる。現場に行けば基本的なPractical needsを満たされずに生活している人が大部分で、こういう理論的なことを考えている余裕はないかもしれない。でもこのことを念頭において仕事をしたいと思う。

このシンポジウムは1日だけで、あとはマラウイ時代のルームメイトのコンドに泊まり、他の友人も交えて食事したりお買い物したりでとってもリラックスな週末だった。7部袖のジャケットに便利な長い毛糸の手袋(すごく暖かい、今日は雪交じりの雨との予報のオタワ)とずっと欲しかったPumaのスニーカーを購入!!

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