オタワは紅葉の真っ盛り。緑から黄色オレンジそして赤のグラデーションになっている木々がとてもきれい。見ているだけで心の洗われる気がする。
当然かなり寒くなってきた。朝、通勤時に2度の日があって、さすがにこの日は寒かった。手袋と毛糸の帽子、既に持ち歩いています。
昔、働いていたVSOという国際NGOの本部のイギリスに関する興味深い記事を読んだ。最近の不況に影響されて、2年もボランティアで途上国に行こうと志願する人がガタ減りしたということだ。不況でまず一番に打撃を受ける住宅マーケットの不活性化で、留守の間の住宅ローンを払うための借り手がいないのではと心配するのも理由のよう。
替わって、日本では全体的は開発人気は変わったのか分からないが、私が去年合格した(国連への登竜門である)某政府系のプログラムへの志望者はここ2年でかなり減ってしまったらしい。一般企業への募集が増え、雇用が不安定な開発業界にあえて足を踏み入れようと思わなくなってしまったのだろうか。
景気が良くて(企業の雇用が増加して)減り、不況でも減る開発志望者。なんだか残念。勿論、開発の仕事は自分の生活を支える仕事livelihood なので、すべてチャリティー精神だけではできない。でも、一過的な社会のトレンドみたいな感じで上がったりさがったりするのはこの分野が定着していないということなのか。その記事のなかで事務局長が、途上国の人々は一時的な不況ではなく慢性的な貧困の中で生活しており、我々が手を差し伸べ必要とされている人材を送るのが大切なのだと主張していた。
開発の仕事はNGOだと給料は低い、国連で高給を取れば取るで、途上国でさも貧しい人を食い物にして王様のように生活していると批判される。困難な状況で暮らすことが多いので情熱がないとできない仕事。仕事と完全に割り切るのも難しい。そのバランスを取りつつも優秀な人材を確保するのが大事なのだと思う。
私は、競争率の高い時期に応募してもきっと手が届かなかったと思うので、去年合格して運が良かった。
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