samedi, mars 25, 2006

My Last Trip Vol. 3 japanese


2日目もジャングルの中のハイキングに行った。最初の目的地は洞窟。大昔にマクシ族が他の部族と戦争で死んだ人をここに葬っていたらしい。今はこうもりがいっぱい住んでいて、昔の人が使っていた古い鍋がある。次に渓流の先にある小さい滝を見に行った。エコロッジのおじさんがお弁当を持ってきてくれたのでそこでランチとなった。清清しい水の音を聞きながら休憩。合計4時間ほど歩き回った。行く先々で面白いものがあるとガイドの男の子が説明してくれる。色とりどりの蝶や見ると血圧が上がる鷹(本当に?)ジャガーの一種が引っ掻いた後の残る木などなど。ジャガーも所詮大きい猫みたいなもんで、私の彼のソファーを引っ掻く家のキャネラと同じだな。

午後はロッジに戻り敷地内にある沢で泳いだ(というか浸かっただけか)。スタッフのおじさんが地元に生息するバラッタという木からとれたゴムを使った工芸品の実演をしてくれた。沸騰したお湯に浸けて軟らかくした材料に色をつけたりして動物などの形を造ってゆく。

元々の予定では2日間の滞在だったけどあまりに気に入ったのでもう一日泊まらせてもらうことにした。

翌日は私達のたっての希望でナピ村の見学に行った。村の中は交通手段がないのでみんな自転車に乗っている。と言う事で私達も村人のブラジル製の自転車をお借りして村まで往復することに。ロッジから村まで片道10キロ以上ある。ジャングルのでこぼこ道は木の幹、枝や石がごろごろしているのでかなりの集中力が必要。熱帯雨林で自転車に乗るなんて人生に滅多にない貴重な経験だった。サバナを自転車で駆け抜けるのは本当に気持ちが良かった。

サバナの中に家がポツポツと立っている。バラッタ工芸の大御所を訪ねたりハンモックを織っているところも見た。主食であるキャッサバから作るファリンという食べ物(なかなかいけるお味)を作っているところも見せてもらった。

一番素晴らしいと思ったのは村の自給自足の生活。家の壁のレンガも屋根もファリンを漉す篭もぜーんぶ手作りで材料は自然が供給してくれるのだ。何から何まで“買う”ことでしか生活できない私にとっては新の豊かさとは何かと考えさせられる。この生活文化を維持して欲しいけど、もちろん近代化がもたらす快適さを享受する権利を村人に否定はできない。このエコ観光が進むと村も変わるのかと思うと自分勝手にも少し悲しくなった。

スタッフの人達と仲良くなったので帰るのが辛かった。ロッジの建設のいきさつ、オープンに際して料理やテーブルセッティングを習わなければいけなかったことや家族のことなど色々話してくれた。私達は4日間だけだったけど家族の一員になったような気にさせてくれたあったかい素朴な人達だった。料理長のおばさんが手作りのネックレスをくれて管理人のおじさんは彼が作ったバラッタ工芸のアルマジロをくれた。涙が出そうでさながらウルルン滞在記の別れのシーンみたいだった。迎えのオートバイに揺られながらこのロッジは成功するなと確信した。

この旅行でもう一つ嬉しかったのはぺトラという友達ができたこと。実はたまたま一緒に旅行することになったけど、彼女のことをあまり知らなかった。こんなに気が合うということも知らなかった。旅行中の長い待ち時間2人で途切れることなくいろーんな話をした。この特別だった旅を共有できてこれからもきっと仲良くできるんじゃないかな。

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