2007年は良い年だったと思う。
マラウイでの仕事は山あり谷ありだったけど、最終的には軌道に乗った。契約を延長するしないという話になって、結局は戻るのを止めてしまった。やりかけた仕事を途中で放り投げるような後ろめたさもあったけど、充実感があった。まだ帰りたくないと思いながら、惜しまれながら帰国するのは大変喜ばしいことで、最初の2,3ヶ月にどんなに帰りたかったかを考えれば予想もできないことだったと思う。ただ3月に帰国した時はしんどかった。丸2日かかるフライトと時差ぼけ。暑い国からまだまだ寒さの残るカナダに帰って、冬服はないし、帰るべき人もいない。極めつけにジョブレス。と一つ個人的に悲しいこともあり、かなり落ち込んだ。でも、友達の助けもあり体力は2週間で心は3日で立ち直り、はや仕事探しを始めた。短い契約を渡り歩いている私にとって、就職活動は慣れている。とは言え楽しいものじゃない。毎日コンピューターの前で履歴書とカバーレター作り。留守電のライトがチカチカしているとドキドキするし。段々経験を積めば積むほど仕事探しが楽になるというのは本当で、1ヶ月ほどでバタバタと面接のお知らせが入り、今の仕事が決まった。大学院終了時から念願のカナダNGO勤務!これも過去4年ほどこれに焦点を絞り、一般企業、カナダの地域NPO、ガイアナでのインターンシップでマラウイと計画的かつ行き当たりばったり(!)でつなげてきたお陰だと思う。
新しい仕事へのトランジションは比較的楽だった。最初は週4日のポジションとして始まったのとあまり忙しくないこと、周りの人達が親切なこと。今回初めて保健関係のプロジェクトを担当し、しかも地域は旧ユーゴの国とバラエティに富んでいる。下っ端のポストだけど取りあえず勉強できるところは勉強させてもらおうと思った。CIDAのプロジェクトなのでその辺も学べるので、これからカナダの開発業界でやっていくには重要なことだと思う。私は主にスタディツアー等の担当なので、バルカンから来たたくさんの人達と知り合えて楽しかった。
8月に初めてアパートを借り一人暮らしを始めたのはハイライトの一つだったかもしれない。アパートハンティグもろくにしたことなかったので、一人で決めてから不安で友達に窓の外から見せてOKかどうか聞いてしまったほど。家具を買い、家財道具を買いアフリカの物を飾り、元々インテリアが好きなのですごく楽しかった。(お金はかかったけどね)なぜか初めてのカウチは特に感激で、仕事から帰宅し、夕食後に、これが私のソファなのね~と思いながらまったりするのは至福の時。リビングが独立したアパートなので、合計友人が3人と妹2人が泊りがけで遊びにきてくれた。餃子パーティーもしたし、人と住んでいたときより格段料理が楽しくなった。
仕事は暇なときはすごく暇なのだけど、週の間にボランティアでやっている理事の会議があったりフランス語のクラスやジム、そしてたまに講演会など聞きにいったりするとすぐに1週間おわっちゃう。
今年はまた仕事で生活が動くかもしれない。なのでそれまでは、こののんびりオタワ生活を満喫するつもり。
Aucun commentaire:
Enregistrer un commentaire
Please leave a comment! コメントを残して頂けると嬉しいです。
Anonymous Usersをクリックするとコメントが残せます。