市場での買い物。アフリカのチテンジという布は現地の女性がスカートとして腰に巻いたり、男性もその生地でシャツを作ったりする。私は布フェチなので色々買って、それでマラウイの伝統衣装を何着も作った。私は自分で言うのもなんだが、友達や現地の人にもチテンジのデザインに目がきく=趣味が良いと言われた。職場に着ていくと、やはり現地人は外国人が着ていると嬉しいのかいいねーいいねーと言ってくれて、こちらが気恥ずかしくなる。私の課の秘書の人が頼んでいるテイラーの人が教育省まで来てくれて、仕事中にサイズを測ったり部屋の鍵をかけて試着したり。自分でもデザインしてスカートやらも作った。夏にカナダで仕事にも着ていったけどなかなか好評だった。でも生地の質もそんなに良くないし、ジッパーが安物ですぐ壊れるので、あんまりもたないのが難点である。
他の何とも比べられない程最高のことはやはり、仕事と出会った人達だと思う。2人のルームメイトがいなければ乗り越えられないことがたくさんあった。
派遣元の上司と揉めて、いい加減文句を言うのは止めて仕事をしてくれなどとひどいことをメールで言われた時、レイチェルが私はすごく一生懸命働いていて職場の同僚達もそう思っていることを保証できると弁護するメールを送ってくれた。嫌なことがいっぱいあったけど仕事のことで泣いたのはそのメールを読んだ時だけだった。しかもそれは、どちらかと言うと嬉し感激の涙だった。後は泣いたと言うより怒っていたことの方が多かったから。
私達3人は歳がみんな1こづつ違い近いので、悩みは似たようなもの、将来のことや恋愛関係のことをお互い相談して励ましたりもした。カナダに住んでいても友人のほとんどは移民や典型的な白人カナダ人じゃない人なので、2人のカナダ的なPerspectiveはある意味新鮮だった。
3人で替わりばんこに夕食を作って、メキシコ料理の好きな二人の為に私はトルティア代わりのチャパティをよく焼いてあげた。レイチェルは途中で帰ってしまったけど、その後もヘレンと私は仲良く暮らしていた。仕事帰り間際にテキストメッセージを送り合い、今日の晩御飯やスーパーで何を買ってきて欲しいのかやり取りしていたので、お互いをMy Wifeと冗談で呼んでいた。
職場でも良い同僚に恵まれた。さよならを言うときは悲しくて涙が出た。ジェンダー委員会のメンバーに帰る前にメールでお礼を言ってくれた。ほめる文化じゃないマラウイで、よくやってくれてありがとうと言われることはとても嬉しかった。外国人としてなるべく上から物を見た言い方をしないように参加型開発を身を持って実践して良かったと思った。
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